<本サーベイランス情報について>
「岐阜県リアルタイム感染症サーベイランス」システムは、2009年の新型インフルエンザの流行を踏まえ、岐阜県、岐阜県教育委員会、岐阜県医師会が協力し、県内での感染症の流行状況を、県民の皆様に、いち早く、そして分かりやすくお伝えし、感染予防に役立てていただくことを目的に構築しました。

「サーベイランス」とは監視、見張りという意味で、現在このシステムでは、「インフルエンザ」と「小児感染症」の流行状況についての情報を収集し、表示しています。

<インフルエンザ流行状況について>
<学校情報ページについて>
<分離、検出グラフについて>
<メルマガ登録について>
<Q&A>


<インフルエンザ流行状況について>
医療機関からの情報を、①全県レベル、②5圏域レベル、③24ブロックレベルに分けて地図上に表示し、毎日1回(*1)20時20分に最新の情報に更新します。

当面は、インフルエンザの流行状況についてのみの表示としますが、今後、麻疹や水痘(みずぼうそう)など他の感染症にも対象を拡大していく予定です。

*1 日曜日の医療機関情報は含みません。また、流行終息期には週1回の更新となります。

左のトップ画面で全県、各圏域における流行状況(さかのぼって1週間分の定点当たり患者発生数に基づく)や、全県における毎日の患者発生情報、簡易キット検査による型別、年齢別などの情報を把握していただくことができます。

また、画面下部に19ブロック別(岐阜市は5ブロック合計、各務原市は2ブロック合計)の流行状況を同時に表示します。

さらに、5圏域のうちご覧になりたい圏域をクリックしていただくと次の画面に変わります。
(例:岐阜圏域を選択)




この圏域の各市町村(ブロック)における流行状況、圏域の型別、年齢別発生情報などを把握できます。
さらにご覧になりたい市町村(ブロック)をクリックしていただくと次の画面に変わります。
※画面下部のブロック別全県地図をクリックしても同様です。
(例:岐阜市を選択)




この画面では、選択した市町村等(ブロック)における患者発生数の推移、型別、年齢別発生情報などを把握していただくことが可能です。
※岐阜市、各務原市の地図上をクリックすると、さらに詳細なエリアの状況をご覧になれます。


<学校情報ページについて>

トップ画面で「学校情報ページへ」ボタンをクリックしていただくと、次の画面に変わります。




この画面では、県内全ての小・中・高等学校のうち、学級・学年・学校閉鎖情報のある学校の数(圏域別)と、個別の学校の措置状況のリストが表示されます。

さらに、画面下部の「地区:」のプルダウンメニューからブロックを選択していただくと次の画面に変わります。
(例:高山市・白川村を選択)




この画面では、選択したブロック内の学級・学年・学校閉鎖している学校の措置状況及びブロック内の学校の状況を色分けで表示した地図が表示されます。
地図上の□、○印にポインタを合わせていただくと学校名が表示されます。


<分離、検出グラフについて>

トップ画面で「分離・検出グラフへ」ボタンをクリックしていただくと、次の画面に変わります。




この画面では、岐阜県と岐阜市が過去60週に入手したインフルエンザ患者の方の検体について、ウイルスの型、亜型を分析した結果を表示しています。(全ての患者さんについて検体を採取するものではありません。)
円グラフについては、最新シーズン(毎年9月以降)に入手した検体の合計について、型・亜型の割合を表示します。


<メルマガ登録について>
本システムでは、県民の皆様に地域のインフルエンザ流行状況をいち早くお知らせするため、以下の情報をメールで受け取れる機能を追加しました。

 ・任意に選択していただいた学校の学級閉鎖等の情報
 ・任意に選択していただいた地域における流行開始等の情報

※実際に学級閉鎖となったクラスの保護者の方々は、学校からの別途連絡事項をご確認ください。


トップ画面で「メルマガ登録」ボタンをクリックし、画面に従って登録してください。


<Q&A>

  • このシステムで表示されているのは何型のインフルエンザですか
    • 全ての型のインフルエンザの流行状況を表示しています。さらに、迅速診断で判定可能な「A型」、「B型」、及び型が未判別である「症状診断」もグラフ表示しています。
    • A型のうち、香港型、ソ連型、H1N1 2009(2011年3月までの「新型」)等の区別については、通常医療機関では検査されておらず、本システムでも区別しておりません。なお、これらの診断や治療方法に特段の変わりはありません。
    • 「分離、検出グラフ」における亜型(香港型、ソ連型等)は、抽出された検体のみ分析したものであり、「インフルエンザ流行状況」の画面とは一致しません。
  • 表示されている情報はどの時点の情報ですか。
    • 本システムは、医療機関からの情報と学校からの情報に基づいており、毎日20時20分に自動更新しています。ただし、医療機関によっては、その時刻までにその日の診療がまだ終了していない場合がありますので、当該日の最終的なインフルエンザ患者数の確定は、翌日に行います。したがって、当日20時20分の更新時点での情報は、その日の暫定情報と考えてください。翌日の20時20分以降は正しい数に修正されます。
    • なお、現時点では、日曜日については診療を行う医療機関数が、その他の日とは異なるため、集計の対象にはしていません。また、流行終息期には、毎週月曜日の20時20分に前週(月曜から日曜)分のデータをまとめて更新しています。
  • 「1医療機関あたりの患者数」とはどのような意味ですか。
    • 一般的に、その地域の感染症の流行状況を判断する指標としては、「ある期間に、その感染症の診療を行う1医療機関が新たに診断した患者の数」が用いられます。その数値には「日単位」の情報と「週単位」の情報がありますが、多くは「週単位」情報が用いられています。
    • 本システムでは、1日1日の情報が得られるため、画面上の「1医療機関当たりの患者数の推移」の「2週間(日単位)」および「1ヶ月(日単位)」グラフでは、「日単位」情報を表示しています。この表示はより正確な変動が分かりますが、ばらつきも生じますので、全体的傾向をご覧になりたい場合は、グラフを「3ヶ月(週単位)」に設定してご覧ください。「週単位」表示では、棒グラフの縦軸「患者数」は1週間単位です。なお、地図上に表示されている数値表示は、いずれも「週単位」情報です。
    • また、「1医療機関あたりの患者数(週単位)」の数値によって、以下の基準に基づき「流行状況」を表示していますので、感染予防の参考にしてください。

             流行なし  <0.3
       0.3≦  注意    <1.0
       1.0≦  小流行   <10.0
       10.0≦ 中流行   <30.0
       30.0≦ 大流行
  • 流行が見られる地域では、何に気をつければよいですか。
    • 本システムは、日々の県内各地域のインフルエンザの流行状況を分かりやすく示すことにより、県民の皆様に、流行状況をよく知った上で適切に感染防止策を行っていただくために導入されました。特に「小流行」、「中流行」、「大流行」に該当する地域では、地域内で多数のインフルエンザ患者が発生していますので、必要のない外出を避けたり、外出後などは必ず手洗いを励行したりするなど、特に感染防止策を強化することが重要です。
  • このシステムにはどのくらいの医療機関と学校が参加しているのですか。
    • 平成26年4月1日の時点で、県内でインフルエンザ患者の診療に当たっている361の医療機関と、県内の全小・中・高等学校の670校(679施設)が参加しています(*2)。圏域毎の数は以下の表のとおりです。
    *2 分校や定時制等は別に集計しています。
    参加医療機関数参加学校施設数
  • 学校情報はどのように表示されているのですか。
    • 県内の全ての小・中・高等学校から、各校における流行状況について「休校」、「学年閉鎖または学級閉鎖」、「在籍者10%以上の欠席」の状況が毎日インターネットを介して報告されます。
    • 報告された情報は自動集計されて、小、中学校については「27ブロックレベル」の地図画面に、学校の位置表示(○、□)の着色で表示しています。マウスをその位置に持っていけば、学校名が表示されます。高等学校は通学範囲が広いため、地図表示はしていませんが、画面右側の文字情報としてはすべての学校の情報を提供します。
    • なお、学校の欠席情報や学級閉鎖等の情報は、その地域の流行を示す重要な情報として提供しています。各学校に通学されている児童生徒が不当な扱いを受けることがないよう県民の皆様のご理解をお願いします。
  • このシステムはこれまでの対応とどこが違うのですか。
    • このシステムの特徴は、県内各地域の日々の感染症の流行状況を、医療機関からの情報と学校からの情報とを合わせて地図画面上に表示できるようにした点にあります。
    • これまでの医療機関からの情報としては、インフルエンザの診療を行う県内87の医療機関(行政定点医療機関)からの情報に基づき、県レベルでのインフルエンザの流行状況を把握していました。しかしながら、1週間毎の集計であり、最大約2週間の情報の遅れがあることや定点数の関係で県内の地域ごとの流行状況までは把握できないといった難点がありました(*3)
    • この度、本システムにおいて、これらの課題を解決すべく、これまでの行政定点医療機関87医療機関を大幅に越える約300の医療機関の参加を得て、県内27ブロックでの流行状況を把握することができるようになりました。
    • また、感染症の流行状況の把握には、学校における欠席者の情報や学級閉鎖・休校等の情報も貴重な情報です。さらに、地域の感染拡大防止策として学級閉鎖等の策が有効であることもよく知られており、これらの情報が一元化されることにより、今後、学級閉鎖等の措置が感染拡大にどのような影響を及ぼしたか分析をすることも可能になります。
    • さらに、このような迅速かつ詳細な流行状況を把握するシステムが定着することにより、より毒性の高い感染症が発生した場合にも、県民の皆様に正確な情報を迅速に提供できるようになることもメリットです。
    • 今後とも、より多くの医療機関の参加をいただき、より精度の高い情報の提供を行ってまいります。

    *3 国(厚生労働省)は、行政定点医療機関(全国では約5000医療機関)からの情報に基づいた情報提供をしています。その際、岐阜県については87の行政定点医療機関からの情報に基づき数値が算出されますので、約300の医療機関からの情報に基づく本システムの「全県」レベル情報と数値に若干の差異が生じる場合があります。